水素の抗酸化作用
抗酸化物質は体のどこにどのように効いているのかをデータで示す事が難しく、医薬分野で研究中の域を出ないと言われています。
しかし、現在サプリメントの分野では、すでにビタミンCやポリフェノール等、一般的な商品となっています。
その中、水素の抗酸化作用は非常に高く、ヒドロキシラジカルと言う最も反応性が高く、最も酸化力が強い活性酸素ともすばやく結びつき、無害な水に変えると言われています。
(これは、水素ガスの効果であって水素水を飲用した効果ではありません。)
現在、多くの医療機関、施設で様々な観察研究が実施されており、パーキンソン病、透析患者の慢性炎症の酸化ストレス抑制、歯周病の抑制等においても概ね良好な試験結果が報告されていますが、同時にそれらは長期の臨床試験が望まれるとも述べられています。
活性酸素
体内で発生する多くの活性酸素は生命維持のエネルギーを生み出す細胞内のミトコンドリアの代謝過程において発生し、その数は1日10億個(細胞あたり)と言われています。また、内的要因だけでなく紫外線、喫煙など外部からの影響も大きく、自身の抗酸化機能が働いていても、通常の生活で細胞内のDNAは1日数万個から10万個程度損傷すると言われています。
損傷したDNAは、DNA修復機能があるものの、加齢に伴う修復速度の低下や、環境や生活習慣が大きく影響する為、修復されなかった細胞は結果、細胞老化、細胞死、癌化のいずれかに至ります。
このような理由で、活性酸素の酸化ストレスは癌を始め、多くの病気で原因になると言われており、抗酸化物質を摂る事が有意義であると言われる所以です。